標識の意味きちんと覚えていますか?
令和5年(2023年)の交通違反の取締りにおいて一時不停止による違反が最も多く次に最高速度違反、通行禁止違反と続き・・・標識や標示に従わなかったことによる交通違反は全体の約7割を占めています。標識を見落とした、意味を間違えたことによって大きな事故につながることも・・・今回は標識の意味について復習してみましょう。
規制標識と指示標識
規制標識は一時停止や指定方向外進行禁止など特定の交通方法を禁止したり、特定の方法に従って通行するように指定したりするものです。検挙された交通違反のうち規制標識を守らなかったことによるものが上位を占めています。指示標識は「横断歩道」や「優先道路」のように特定の交通方法ができることや道路交通上で決められた場所などを指示するものです。横断歩道を渡る歩行者を見落としたり、優先判断を間違えると大きな事故につながります。
警戒標識と案内標識
黄色い標識は警戒標識で道路上の危険や注意を促すためにあります。例えば右の標識は近くに学校や幼稚園、保育所があるという意味で子どもの飛び出しや横断などに注意して走行しなければなりません。案内標識は道路上の地点の名称や方面、距離などを示すものです。
POINT!
規制標識などの下には補助標識がついている場合があります。規制の始まりや終わり、時間や曜日、車の種類など標識の意味を補足するものです。例えば、右の標識は8時から20時まで駐車禁止の期間の終わりを示しています。
標識に従うことの重要性
標識は交通事故を防ぐために設置されています。例えば、一時停止の標識がある道路は優先順位が交差する他の道より低く、車が来る来ないに関わらず一時停止をし、周囲の安全を確認しなければなりません。もし止まらずに進行すると他の車や歩行者、自転車と衝突する危険性も・・・また、自転車も車両ですので一時停止など標識に従う義務があります。自動車だけでなく自転車を運転する時にも道路上の標識をよく確認して交通ルールを守りましょう。